コラム(お住まい選びのアドバイス)

住宅ローンの用語解説 ステップ返済(段階金利)とは?

 

ステップ返済とは、段階金利型住宅ローンとも言いますが、住宅ローンの返済開始から一定期間は金利を下げ、返済金額を軽減する返済方法のことです。

昔は住宅金融公庫で「ゆとり返済」という名称でこのやり方が利用できました。

ゆとり返済は、当初の金利を下げるかわりに、後で金利を上げて帳尻を合わせるという返済方法だったために、軽減期間が終了し返済金額が上がった時に返済できなくなる人が続出してしまいました。

その結果、ゆとり返済は問題視されるようになり、今では段階金利型の住宅ローンは殆ど見られなくなりました。

 ゆとり返済は、あくまでも経済成長期の物価や賃金が上昇している状態を前提に作られたものだったためにこのようなことになってしまったのです。

 ただし、現在でも「フラット35S」を利用する際には、結果として、段階金利が用いられています。

フラット35Sとは、フラット35を申込む人の中で、省エネルギー性、耐震性などで通常のフラット35の基準よりも更に優れた住宅を取得される場合に利用できる、通常のフラット35よりも好条件の融資のことです。

 しかし、フラット35Sの段階金利はゆとり返済と違い、通常のフラット35の返済金額よりも、当初の5年間または10年間0.3%分返済金額が低いという単純なもので、あくまでもプラスアルファの意味合いのものです。

 フラット35S(金利Aプラン)=フラット35のお借入金利を当初10年間 年0.3%引き下げます。 

金利プランの名称

金利引下げ幅

【フラット35】S(金利Aプラン)

当初10年間 年▲0.3%


フラット35S(金利Aプラン)の金利引下げイメージ 

  

フラット35S(金利Bプラン)=フラット35のお借入金利を当初5年間 年0.3%引き下げます。 

金利プランの名称

金利引下げ幅

【フラット35】S(金利Bプラン)

当初5年間 年▲0.3%


フラット35S(金利Bプラン)の金利引下げイメージ

 

ただ、もしフラット35Sを利用可能な住宅を購入したとしても、金利引下げ期間終了後の返済金額で最初から返済していくつもりで取り組んだ方が賢明でしょうね。