コラム(お住まい選びのアドバイス)

宅地建物取引士への改正について

新聞に“「取引士」改正15年4月1日”という記事が掲載されていました。 

現在我々不動産業界に従事する者の国家資格として「宅地建物取引主任者」があります。

この名称を「宅地建物取引士」に変更しようということなのですが、そのことに付随して改正される点は、「専門家として、購入者等の利益の保護及び円滑な宅地又は建物の流通に資するよう、公正かつ誠実にこの法律に定める事務を行うとともに、宅地建物取引業に関連する業務に従事する者との連携に努めなければならならず、信用又は品位を害するような行為をしてはならないこととするとともに、宅地又は建物の取引に係る事務に必要な知識及び能力の維持向上に努めなければならない。」等です。

 このことは不動産業界の地位向上に繋がりますので、我々不動産業界に従事する者としましては、この改正は大歓迎です。もちろん消費者にとっても大きなプラスでしょう。

 皆さんは不動産屋さんに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。日本では残念ながら少しネガティブなイメージをもたれている人も多いのではないかと思います。そのマイナスイメージの殆どが「なんとなく信用しきれない」ということではないでしょうか。

 欧米では、不動産業界の地位が高く評価されていて、一般ユーザーが不動産業者に対して代理人として高い信頼を寄せています。中でもアメリカの不動産業者は、弁護士と同等の社会的な地位があり、プロとして高い能力が求められています。

 私自身、以前ニューヨークやシアトルへ出張した際、その地位の高さを目の当たりにし、日本でも不動産業界と消費者との関係性はこうあるべきだと強く感じました。

 実際、私がお客様に対して営業をさせて頂く際も、「如何にしてお客様に信用・信頼して頂くか」ということに多くのウエイトを占められているのが現状です。

 ここで、米国の実態と比較してみましょう。まず、日本の不動産営業マンをイメージしてみると、大多数の方は、20代位後半から30歳代の若い男性をイメージすると思います。日本では優秀で経験のある営業マンは早い段階で管理職になってしまい、チームをマネジメントする立場になってしまう場合がほとんどです。対してアメリカでは50代の女性の営業が半分以上を占めているそうです。確かに洋画に出てくる不動産屋は、50代くらいの女性が多いような気がしますよね。アメリカにおいて、不動産業界が信頼される業界にあるという背景には、こうした経験のあるエージェント(代理人)としての営業マンが、その経験を基に、信頼の営業スタイルを確率してきているということも挙げられます。

 来年の宅建試験は『宅地建物取引士試験』になりますので、より合格し辛い試験になることが予想されます。

今年の受験生は必ず今年合格するよう、是非とも頑張って頂きたいものです。